ふぇりな

仄暗い水の底からのふぇりなのネタバレレビュー・内容・結末

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

お友達のおすすめで鑑賞。面白かったー!あまり怖すぎず、ジャンプスケアも少なめ、ストーリー性重視なのが良かったです。エレベーターの定点カメラがいい味出してて、怖さ増してました。

みつこちゃん、いっぱいちょっかいかけてくる割に本気で殺そうとはしていない気がして、郁子ちゃんと仲良くなりたいだけなのかな?とか思っていたんですが…そっか、本当にほしかったのは、優しく愛してくれるママだったんだね…。私も保育園の時、親の迎えが遅かった時もあったからよく分かるんだけれども、あれって本当にしんどいんだよね。寂しいし、みんなどんどん帰っちゃって、自分だけ置いていかれて、忘れられてるのかな?とか、私の事なんてどうでもいいのかな、とか…小さい子の狭い世界では、親が全てだから。ずっとお母さんに愛されたかったんだね。

ちょっと不安定だけれど、女手一つで必死に郁子ちゃんを育てて、娘のためならなんだって出来る!!っていうのを行動で示してくれていたから、郁子ちゃんが羨ましかったんだね。もしかしたら、それまでの脅かしは、ママの愛を確かめていたのかもしれない。最後、泥みたいな姿でママを迎えにきたのは、貯水槽の中に溜まったもので今の彼女ができているからなのかな、とも思いました。考えてみれば、冒頭で既に答えは出てましたよね。貯水槽の中、あれがみつこちゃんの景色なのかと思うと、また悲しくなりました。

本作、郁子ちゃんがとにかく本当に可愛いし、優しくて明るくていい子すぎて、マジ天使だなって思いました。笑 黒木瞳さんも本当に綺麗だし、ほぼ独壇場になってましたね。すごい。
あと何気に弁護士さんが聖人すぎて驚きました。いい人すぎて怪しい…とか思っててすみませんでした!笑

にしても、管理会社はマジで適当すぎん??あんなとこ絶対住みたくないな。笑
ふぇりな

ふぇりな