「海軍省」企画による開戦一周年記念映画。生々しさ、禍々しさがすごい。戦時下のドキュメンタリー映像にしか見えなかったりする。
現代において、軍隊や軍人、軍国主義というものを考えるための最高の教材だと思う。
学校において、同じ服を着、同じ髪型をし、同じ歌を歌い、同じ動きをする少年たち。統制された、きびきびとした動作で。
教師が説くのは絶対服従の精神、死んだあとでも粘り抜く敢闘精神、自分を犠牲にし全体の目的のため奉仕すべしといったもの。
異様な光景があくまで肯定的なニュアンスで映し出されていて、否が応でも考えさせられる。
