とてつもなく広大な土地に作られた住宅地…
規則正しく並ぶパステルカラーの平屋建ての可愛い家…
チッチッチッチッとスプリンクラーが回る芝生の庭と白い垣根…
新聞配達の少年は筒状に丸めた新聞を玄関前に投げ込み、マウンテンバイクに乗った少年たちが全速力で道を走っていく。
「ET」を始めこの頃のアメリカ映画によく登場したベッドタウン。
おれにとってみればこういう住宅地はスピルバーグ映画の象徴でした。
「スーパー8」
この町並みとマウンテンバイクに乗った少年たちが出てきただけでおれは胸が一杯になってしまったなぁ💦
SF映画としてはちと物足りないという評価…よくわかります。でもスピルバーグLOVE!の映画としては最高なのです。
監督のJ・Jはこの映画の子供たちと同じようにスピルバーグ主催の映画コンクールに自作のムービーで参加した映画小僧だったなんて…おれはもうそれだけで泣けてきます。
少年少女の描きかたはスピルバーグより上手いんじゃないかと思わせるJ・Jですが、とにかくエル・ファニング!
ようやく子役から脱する頃で「へー、ダコタちゃんの妹なんだぁ」くらいの知名度でしたが、この映画で主人公からゾンビメイクしてもらってゾンビウォークを練習するシーン…
「おぉ!上手い!」と思わせといて、ギックシャック歩いて来て…首筋にかぷ!
主人公の胸がキュン!って鳴るのが聞こえるシーンですが…見てるこっちもキュン!でしたね💦なんて可愛いのだ!
エルのその後の快進撃は皆さんご承知の通り…その片鱗をこの映画で見せつけてくれます😺
ストーリーがET過ぎて…という声が聞こえてきそうですが…スピルバーグを神と崇める映画小僧がその人からのプロデュースを受けて作った映画!
おれはなんだか切なくなるくらいに好きな映画なんです。
エンドロールで劇中の子供たちが撮影していたゾンビ映画のフルバージョンを観ることができます。エル・ファニングとは別の意味で胸がキュン!とします😁💦