お姉ちゃんもお母さんも僕のことかまってくれないし分かってくれない。そんなマックス君８歳が、かいじゅうたちのいるところに行って帰ってくる話。王様のふりをしてかいじゅうたちと暮らした日々で彼は自分が何を求めていたのかを知る。スパイク・ジョーンズの優しい仕事。マックスを演じたマックス・レコーズが上手い。不安げな表情が特に良い。かいじゅうたちの表情表現も素晴らしい。暴れまわる様子もちゃんと動物的躍動感があって凄い。着ぐるみ操演が上手いし無茶するしで感心する。かいじゅう同士の関係がややこしいというか、鬱陶しいというか何考えてんのかよくわからない。変に盛り上げない感じが子どもの見た夢感あっていいんだけど眠い。主題歌「All is Love」は子どもたちの歌唱がいい感じで名曲。これは主人公と同じくらいの子ども向けに作られてるのかも。おっさんにはちょっとハマらず「あ、あのかいじゅう、進撃の巨人に似たようなのいたなぁ」とかどうでもいいこと考えながら観てた。
