衝撃的に面白い。
日本で未公開なのが勿体ない。
とにかくメガマインドが愛らしい。信念を持って悪党に徹していて、余計な殺生をしない所など好印象。応援したくなってしまう。
そんなメガマインドの"ヒーローと闘いたい"という純粋な思いがタイトンを生み出す訳だが、タイトンのあまりにも極端な傍若無人ぶりには、笑ってしまった。
正義と悪はまさに紙一重だなと思わされる。
出てくるキャラはみんな味があり、なかでもメガマインドの部下=コブンギョの男前さには痺れる。
また、メガマインドのライバル=メトロマンの「選択肢がない」という既存のヒーローにはない考え方に、天才は天才で苦労してるんだなぁと同情してしまった。
1時間半ほどの映画だが、テンポよく話が展開するため密度も濃く、オープニングからラストまで飽きさせない。
最後の戦いも意外性抜群。
話を通して、メガマインドの魅せ方が非常に上手く、最後にはイケメンでキュートな主人公にしか思えなくなっている。
シュレックをはじめ、ドリームワークスはキモめな主人公を扱うのが美味すぎる。
メガマインド2が出るなら、ぜひ日本でも公開を!!