日本のドキュメンタリー映画制作で有名な『ネツゲン』の作品。
Amazonプライムで見れると知り、今更ながら視聴した。
とにかく、この映画は『ラーメン食べたい!』と思わせてくる。
日本一のラーメン店『とみ田』が何故日本一なのかが店主のラーメンバカっぷりや仕事ぶり、スープや麺へのこだわりなどから痛いほど伝わってくる。
ドキュメンタリーは泣ける系のものが多い印象だが、この作品はただただ映像が美しいかつ見ごたえがあり、ラーメンの歴史を語るところなども味のあるイラストばかりでワクワクして見れた。
ナレーションの語り口も独特で徐々に癖になる。しかも監督自ら声をあててるというから驚き。
この手の一流の人間を扱うドキュメンタリーはNHKの「プロフェッショナル」のように印象的なセリフやインタビューで構成されるものが一般的と思っていたが、見終わったあとに主人公の富田さんの言葉など何も印象に残っておらず、ただドロドロの雑味たっぷりそうなスープを食いたいとだけ強烈に思った。