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チェンジリングのhoteltokyoのレビュー・感想・評価

チェンジリング(2008年製作の映画)
4.2
舞台は1982年のLA。アンジェリーナ・ジョリー演じるクリスティーンは電話会社に勤務し、仲間からも慕われるほど仕事熱心なキャリアウーマンであった。ある日、勤務先から帰宅したクリスティーンは息子がいないことに気づく。さっそく警察に通報するも、当時の警察は汚職にまみれ市民からの信頼も著しく低かった。胸騒ぎを覚えたクリスティーンに警察から一報が入るも、訪れた現場には見知らぬ子供が立っていた。警察は新聞記者に「我々、警察が維新をかけて息子を保護しました」と。警察の暴力的な捜査、息子の失踪、様々な問題を抱えながら、事態は深刻化していく・・・的な物語。

みんな大好きアンジョリーナジョリーが演じるシングルマザーが、消えた子供を巡って当時の汚職まみれの警察と対峙する話。まったく知らない子供を押し付けられて、その子供も「ママ・・」と迫真の演技で息子のフリをする。「お・・・お前誰やねん」と言いたい気持ちをぐっとこらえ、ジョリーは真の息子を探す旅へ。強引すぎるその警察の手口の裏側で起こっていた実話を基にした奇想天外秘話。事実は小説よりも奇なりを地で行く物語の行末についつい没入してしまう良作。
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