な、何だこの美しさは…
初めて目にするアルビコッコ監督作品。ヨーロッパ映画特有の暗くて重い雰囲気の中で満たされる視覚と聴覚。素晴らしい。
第二次世界大戦中の禁断の恋といえばだいたい想像はつくが、家族関係が思わしくないうえ屋敷をドイツ軍に占拠される状況の中で沸き起こる想いやもどかしさをカトリーヌ・ジュールダンが、じゃじゃ馬のようにその容姿もフルに生かして演じている。
ドイツ軍将校の男との乗馬、特に全裸での幻想的乗馬シーンは、美しすぎて生涯名シーンとして記憶に残ること間違いなし。メロメロにされるフランシス・レイの音楽も然り。
ラストは一人スタンディングオベーション!