smithmouse

最後の戦いのsmithmouseのレビュー・感想・評価

最後の戦い(1983年製作の映画)
3.1
おフランス産マッドマックスとでも言おうか
色々含みのありそうな雰囲気の20人以下で繰り広げられる文明崩壊後の世界。

終始モノクロで台詞は無し。
しかし、表情と動きで豊かに語ってる。
主人公の若い男、医者、乱暴な男と名前は無いが個性のあるメインの登場人物が廃墟で協力や戦いのドラマを見せる。
特に医者と乱暴な男(若き日のジャン・レノ)間のドアを挟んでのやりとりは台詞が無い分あれこれ考えさせられる。
一方的にジャン・レノが良いようにこき使われてる様にしか見え無いけれども(ー ー;)。

魚が降ってくるシーンで異常気象を匂わせるとこはソツが無いと思うし、こういう崩壊後の世界で食事シーンを丁寧に描いてる所が面白い。
刺身職人ならばこの世界を乗り切れるのかもしれん(・_・;)

シーンに似つかわしくないしっとりした音楽が流れたり、無音だと思った次の瞬間突然に軽快な音楽が鳴ったりと結構自由な感じがする。

ジャン・レノハブられ映画。
smithmouse

smithmouse