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チョコレートのprocerのレビュー・感想・評価

チョコレート(2001年製作の映画)
3.0
最近の作品は邦題がイマイチなものが圧倒的に多いですね。
英語の原題をそのままにしたものとか・・・
明らかにイマイチのものとか。
ところがこの作品の邦題は見事だと思いました。
「チョコレート」には深い意味があるな~と思いました。
作品の随所にチョコレートが存在し、
しかもそれはその人にとっての救いや逃げそのものなのです。
黒人初のアカデミー女優賞を受賞したハル・ベリー、私は納得でした。
ビリー・ボブ・ソーントンとハル・ベリー。
スゴイですね。ビックリしました。
今までの人生そのものがとても順風満帆などとは程遠く、
挫折と苦しみにまみれている。
ちょっとした会話やしぐさから
それが伝わる苦しくなるような演技の数々でした。
問題となっているシーンはやりすぎの感もありますが、
話の流れからいってしょうがないのかもしれません。
一つの台詞、一つの表情、一枚の絵ですら意味を持った作品でした。
ハル・ベリーは最後の表情だけでもオスカー女優かなって思いました。
ただ・・暗い作品です。覚悟してご覧下さい。
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