これもずっと観たかったけど、何故か縁がなかったので、初見になります。
話の筋は知っていたので、割と余裕で観てました。
余裕からか「リック・ベッソンに騙されないぞ〰」😃、
なんて、少し客観的に視聴始めた。
えっ、ニキータって、こーゆ〜娘だったんたね、
エキセントリックな女の子なんだね、
なるほど、一度死んで再教育か、
ここまで結構時間かけるんだね、
ちょっと予想と違う。ユーモラスなシーンもあるが、ゆっくり展開するようにも感じた。
だが、あるシーン。ある贈り物から
映画の雰囲気もテンポ感も一変する。
暗殺者ニキータの誕生だ。
そこからは素の彼女、
組織の一員の彼女、
その葛藤が最も現れたヴェニスでのシーン
あの緊張感、この映画の一番の盛り上がり
山場である。
アンヌ・バリローの熱演が光る!
彼女の表情、彼女の熱量、
そうか、序盤で見せる彼女の自由さ、何ものにも属さない攻撃性、
それとの葛藤もあるんだろう。
ここら辺のドラマチックな展開は、さすがやな、リック・ベッソン!
でも、ラスト30分、
ん、ヴェニス(ごめん、ヴェニスだったよね、、)のシーンが山場だったので、
僕は、次の指令と、彼らの反応がイマイチ入ってこなかったけど、
ニキータの叫びと、最後のベットでのマルコとの会話で、行き着くべき到達点が見えてきたような気がする。
過去も現在(いま)をも含めて、包み込むようなマルコの優しさと、何かに守られたいニキータ。
そー言えば、冒頭もクライマックスも、
ニキータは、身体を丸めて、ただ泣くばかりだったね、
攻撃的で、積極的で、感情的に見えるかもしれないけれど、誰よりも守って欲しい願望の強い彼女。
そして、2人は、組織は、、
なるほど、フランス映画らしい着地点だと思いました。
「レオン」同様にはまる人もいるのも分かりますが、僕は、やはり「レオン」推しかな。