不良娘ニキータが工作員として大人の女性に成長していく物語。
精神的にも不安定なニキータ、ドラッグに溺れ、ホームレス同然の生活を送り
しまいには、人まで殺めてしまう。
人間の弱さがすごく詰め込まれていた。
ニキータは誰よりも人間的で、闇に飲み込まれてしまっている。
そして子供のときのまま時間がとまっている。
工作員訓練所の部屋の壁に、絵をたくさん書いていたり、突然歌い出したり、踊り出したり、しまいには大声で泣くことも。
純粋な気持ちを今までずっと悪い大人たちに踏みにじられてきたんだろうな。
そんな彼女が工作員として、大人に成長していく姿が美しくカッコいい 。
ニキータが、人をはじめて信じたとき、人を愛するということを知ったとき、なんの汚れもなく美しいなと思った。
彼女がどうなったかわからないが、どこかで新しい幸せを育んでいるのを切に願う。
それにしても、女性が戦う映画はいつ観てもカッコいい!!