ぐるぐるシュルツ

ハンナとその姉妹のぐるぐるシュルツのレビュー・感想・評価

ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)
3.7
そう考えたら安心して
あとは映画を楽しんだ。

〜〜〜

ぺちゃくちゃウディアレンも好きなんだけど、
しっとりウディアレン(『インテリア』とか)の方がほんのちょびっと好き度高い。

後者かと思ったんだけど、
前者よりの今作でした(笑)

章題のように台詞ちらっと出してくるの
くすぐるように知的な感覚で好き。

〜〜〜

グルグルおんなじところを回っているようにも思える主人公たち。
誰かを好きになったり、
嫌いになったり、やっぱり好きになったり。

でも、
少しずつ別々のところへ向かっていくんだよね。
そうやって、変わっていくんだよね。

慌ただしいんだけど、情けないんだけど
この世界住人が「生きている」ってことを
僕は腑に落ちるみたいに
しっかり感じていた。
本当に生きているって感じた。

〜〜〜

ニューヨークの建築物巡り、
知らないお洒落な建物ばかり。
あのバルコニーから外を眺められたらねって、
台詞が妙に残った。
素敵な言葉だった。