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ダイナマイトどんどんのRRRiのレビュー・感想・評価

ダイナマイトどんどん(1978年製作の映画)
3.4
huluで予告動画見たら気になってしまった!野球とヤクザと北九州とダイナマイトって、気にならないわけないよね。笑

北九州のイメージって戦後からあんまり変わってなくて面白い。(失礼だったらすみません...)噂でしか聞かないけれど。今も昔の名残があるんだろうか。

主演は菅原文太さん。
正直仁義なき戦いも観たことないし、有名だから知ってるくらいだった。今回菅原文太主演映画を観ることができて良かった!!

ストーリーら任侠たちのスポーツ映画と見せかけたヤクザコメディ。
戦後アメリカから民主主義民主主義と言われ、問題の解決策として争いではなく野球を選ぶという流れは謎だったけど、この謎のオモロ展開は映画だからできること。

出てくる男性俳優の顔が濃い濃い。九州のヤクザ!の印象にぴったりすぎた。

菅原文太の一途で熱い片思いにも少しキュンとした。私は北大路欣也みたいな無駄に話さない掴みづらい男よりも、菅原文太のような愛情が伝わるような人の方が好きだけど、そこは九州女子。追われるより追う恋なのかしら?(偏見かな笑)

監督役のフランキー堺が魅力的。
決勝戦のときにピッチャーに投げかけた言葉が刺さった。
1978年なら戦中や戦後間もない時代を生きてきた人たちが作り上げた作品。そして戦後5年という時代背景がある映画だからこそ、こういうシーンが作れる。

喧嘩のシーンはめちゃめちゃ多い。
野球をしていたはずが最後喧嘩してるし笑
暴力系は苦手なはずなんだけれど、弱いものいじめとかじゃなくてヤクザ同士だからなのか、割と笑いながら観れた。

戦争が起きてたことすら忘れてしまうような平和のなかで生きる平和ボケとも言われる私たち日本人は、このような戦争の跡をあえて残して伝えてくれているこのような映画をもっと観て、現実にあったことを目に焼き付蹴るべきなのかもと感じた。少なくとも私はもっと過去の映画を観たいと思った。
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