小学生のとき無性に好きだった映画のひとつ。
「人生ってなんて冒険的でワクワクするものなんだろう!」って子供ながらに物凄く感動したし、
「自分にもこんなドラマチックな未来が待っているんだろうか!」と夢を膨らませながら観ていた少年時代がとても懐かしいです。
内容も時事的なエピソードが絡んだり生々しさやエロい描写もあったりして、これを観る度になんだか自分もちょっと大人に近づいている気分になったものです。
また、子供の頃って二時間以上の映画なんて今よりも何倍もの長尺に感じてたから、このガンプの半生も私には果てしなく長い冒険物語のように思えました。
劇中の「人生はチョコレートの箱、食べるまで中身は分からない」というママの台詞は、まさにこの映画を約言したかのような言葉。未だに色褪せることがありません。
自分も気づけばあと数日で30代の仲間入り。
あれからあっという間に大人と呼ばれる年齢になり、子供みたいにふざけて笑ったり、不甲斐なさにヘコんだり、家族友人の大切さが身に沁みたり、燃えたり腐ったりする時なんかも色々あるけれど、
まだ見ぬ人生のワクワク感と夢の詰まった未来が、この先もずっと待ってるんだってことを忘れてぼんやり生きてちゃ勿体無いなと改めて感じます。
かけがえない人生の輝きを教えてくれる20世紀の名作です。