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僕の好きなこと、嫌いなことのarchのレビュー・感想・評価

3.9
アメリの一部に使われていた「人を好きなもの、嫌いなもので表す」という手法を用いた短編。
この手法は非常に面白くて、好きか嫌いかを考えるもっと手前、無意識に見たり感じたりするものを言語化することでその人物に愛着や日常を感じさせるようになっており、また言語化するだけでなく的確に映像表現をしているのがジャン・ピエール・ジュネの腕の上手さですよ。切り貼りされた映像の流れを気持ちよく見せる。それは彼の作家性を語る上で欠かせないことに思う。
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