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塔の上のラプンツェルのRAのレビュー・感想・評価

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)
2.5
金曜ロードショーで見ようとしたら頭から見れなかったのでディズニープラスで追いかけて見るという謎行動をしました。

2010年公開ディズニースタジオ制作の長編作品。グリム童話が原作というか原案。

ラプンツェル、公開から暫く観てこなかったのにはきちんと理由があって、原作が気持ち悪いからです。他の作品きっかけでラプンツェルの原作を知っていたのですが気持ち悪くて受け付けられなかったんです(原作ファンの方居たら申し訳ない。個人の感想です。)
それで観なかったしラプンツェル好き〜って言ってる人をみると「?!!」と困惑してたんですが、観てみたらとてつもなく可愛い2人のエンタメラブストーリーになってました。 
見てみて良かったです。ハッピー万歳。

2人が舟の上で歌うシーンが有名。タイのコムローイ祭そのまんまで、ちょっとそこは引っかかる点ではあるんですけど(ファンタジーであからさまな引用すると急に現実的になっちゃう気がして)……曲はここ20年くらいのディズニー新作で一番かもくらいの素敵な曲で好きです。

ヴィランがちょっと可哀想。自分のためとはいえ、何の愛情もなく18年間あんな明るくてまっすぐな娘を育てられるだろうか…ラプンツェルはそんなあっさり手放せるほど愛されてなかっただろうか、とか考えてしまった。いや御伽噺だし現実味とかいらないだろと言われたらそうなんだけど。

余談ですが、ビジュアルモチーフがフラゴナールの《ぶらんこ》と知って微妙な気持ち。あれ女の子のスカートの中(当時は下着など履かない)覗いてる絵だよ?やっぱ夜這い物g……

うーん、やはり素直に凄くいいよ!とは言いづらい作品でした。いや面白いんだけどね?
私が捻くれすぎなのか、原作のトラウマなのか。
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