あら、バナー博士がハルクになってしまった原因の説明、なんだかあっさりし過ぎていません?
人間があんな化け物になるんですよ。のちにアベンジャーズにもなる怪物の誕生をオープニングクレジットでチョロチョロっと説明するだけなんて、ちょっと淡白じゃないですか?
その後、物語はバナー博士が逃げては追い込まれ、追い込まれてはハルクになっての繰り返し。こうして見る限り、ハルクはヒーローじゃないんですね。
エドワード・ノートンの演技もちょっと薄味。適役のティム・ロスの怪演の方が正直目立ちました。
ハルクはアベンジャーズの中ではなかなかの存在感で個性も際立っているのですが、単体の作品となるとMCU作品の中では、かなり個性が弱い印象でした。
とはいえ、やっぱりMCU。「アベンジャーズ」への伏線もちらほら見られて良かったです。