怖い、怖い、怖い、怖い…
中学生がずっとヤクザに絡まられる話。
知らないおじさんはもちろんのこと、ヤクザと一緒にカラオケ行っちゃダメだよ。LINE交換しちゃダメだよ。ほんわかした劇伴で誤魔化してるけど、この状況普通に考えたらめちゃくちゃ怖いんだからな。全然現実的じゃないんだからな！ ああいう人たちが学校の正門に居たら、速攻で警察に通報されるからな‼︎
そもそもこのお話、歌下手なヤクザが合唱部の中学生に教えを乞う、という設定だったと思うのですが、狂児って普通に歌上手ですよね。めちゃくちゃ高音出せてますよね。細かなことだけど、こういう基本設定を大体でやってるところ… 萎えるわー。
あと、ももちゃん先生もウザいし、父親の傘センスもかなりウザい。自分が思春期の頃にこんなことされたら萎えるわー。って、観ていて感じました。
でも終わってみれば良い作品でしたね。仁義や任侠と言えばかなり大袈裟になるのですが、結局は人と人との絆（そして“愛”？）の話。それを表すラストのカラオケシーンは思わずジーンとしてしまいました。
聡実があの曲を唄うことで狂児との絆の深さを感じさせ、同時に思春期の心と体の成長を一緒に表現してしまうのですから驚きです。本当に素晴らしい演出ですよね。最後の最後でぐっと作品が締まりました。
皆さんのスコアが高いのも頷けます。
