赤いジャケット

アンノウンの赤いジャケットのネタバレレビュー・内容・結末

アンノウン(2011年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画【アンノウン】の感想はネタバレしないと、キビしい
舞台はドイツ、ベルリン
男が妻と共に空港へ降り立つ
空港からホテルへ、しかし男は空港に荷物を忘れたことを思い出し、空港へと戻る
タクシーを拾い、渋滞を見かねた男は抜け道を行くように指示
その結果、タクシーは事故を起こし、川へと転落
目覚めると男は記憶を無くしていた
そこから始まる記憶を失った男の戦い
あれ?これってダグ・リーマン監督、マット・デイモン主演の映画【ボーン・アイデンティティー】じゃね?と思った人は正解、この映画はそれです
映画【アンノウン】の最大のミスはラストにあると思う
ブルーノ・ガンツ演じる元シュタージ、ダイアン・クルーガー演じるボスニア難民、フランク・ランジェラ率いる謎の暗殺組織、という消化不良の設定はまあアリとしても、ラストはいただけない
記憶をなくした男が唯一すがるのは妻との思い出という切ない導入部なのに、妻あっさり退場(思わず観ていて吹き出した、爆死はないだろう)
台詞でフォローするかと思いきや、男は新たな妻を見つけてハッピー
いやー、これは無い
この映画は色々とムラがある
中盤の派手なカー・アクションを削って、サスペンスに徹していればまだ面白くなっただろうに
観ているこちらが何とも宙ぶらりんな気分、そういう意味ではサスペンス映画と言えるのかもしれない