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十二人の怒れる男の655321のレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.4
短い映画ではあるものの、アップの使い分けなどのカメラワークや、汗をかかないと言っていた人物が追い詰められた時に顔を拭うという演出など、語り出したら止まらなくなる。

その中で咀嚼して自分のモノとしたのは怠慢について。
この映画では偏見や責任について考えさせられる事が沢山ある。ただそれらも真摯さの欠如に起因している。
自分の人生にさえ怠惰なのに、他人の人生に真摯である人間がどれだけいるだろう。

他者に及ぼす影響の大小はあると思うけど、日々真摯であることは義務であると感じられる映画。
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