nisui

鬼畜のnisuiのネタバレレビュー・内容・結末

鬼畜(1978年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

印刷屋を営む夫婦のもとに夫が囲ってる女と3人の子どもが訪ねてきていざこざの末に子どもを置き去りにされてどうしようという話。
一人目のときは羽振りもよかったから女囲って子ども産ませてというのは想像つくけど、三人目なんて乳飲み子じゃん。一年そこらで急に傾くもの?それとも妻の言う通り「誰の子かわかったもんじゃない」ってこと?だとしたら母親も相当鬼畜だな。
身勝手な大人たちに罪のない子どもたちがひたすら虐げられるなんて胸が苦しくなりそうなものがそうならなかったのは、ろくに演技もできない子役のせいもあるんだろうけど、感情が全然見えない子どもたちがとにかく不気味でな…。夫婦はこの世のものではない何かと戦っているんじゃないかとすら。
妻はまさにオニババそのものだけど、どうしても同情してしまう。夫が外で作った子どもなんていくら「子ども」だからって憎しみの対象にしかならないよ。「消えてほしい」と思うのも無理ないよ。変に優しさ見せないでオニババ貫いてたのはかえってよかったのかも。結局妻が面倒見ることになろうものならそれこそ胸糞展開だもの。
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