Arisa

鬼畜のArisaのレビュー・感想・評価

鬼畜(1978年製作の映画)
3.6
怖い!怖い!

人間の業の深さが出てる。
怖さと弱さ。

岩下志麻がまさに鬼!!

業が深いという事はその分人間らしいという事なのだけれど、
人間をこえて鬼になってしまった。
可愛さ余って憎さ百倍という言葉があるが、
これは可愛さがなく憎さ百倍といった感じ…

赤ん坊にした仕打ちは、鑑賞中に「可哀想…」とつぶやいてしまったほど

緒形拳もまた、人間らしいが弱虫で情けない。

今の時代にはこういう親は多いと思うが、
いつの時代も
親が思っているより、子供は親を想っているのではないだろうか…

この長男がラストにいくに従って可愛くてしょうがなくなってくる。
ラストは涙なしには観れないかも…

ー簡単なあらすじー

印刷屋を営む竹下宗吉と妻のお梅。ある日、宗吉の愛人が3人の隠し子を宗吉に押し付けて失踪した。
愛人に、子供が出来ない事を罵倒された妻のお梅は、子どもたちに辛く当たるのだった。ーー

2015.5.24鑑賞
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