日本で冷遇されていた時代に公開されたドリームワークス作品。
あのバック・トゥ・ザ・フューチャーにも影響を与えた、元々1950年代にカルト的人気を誇ったアニメだそう。
実際にBTTF の1作目で
マーティーがでタイムトラベルして到着した農場の所有者ピーボディとその息子シャーマンは
本作の主人公天才犬のピーボとその養子のシャーマンから付けられているとか。
犬と人間の話は数あれど、犬が子供を育てるという設定がなかなか無く面白い。
劇中で
「人間が犬を育てるのがアリなら犬が人間を育てるのもアリじゃないか」
というような台詞が出てくるが、まさにそうだ!
と納得してしまった。
このピーボ博士は、人間よりも頭が良く愛情深いので
シャーマンを捨てた本当の親以上にちゃんと育てているのです。
その姿を見せられているうちにこの父子の関係が微笑ましく感じるようになるのでした。
ピーボ博士は自分で作ったタイムマシンで過去に遡り、シャーマンに歴史の勉強をさせているのですが
観ているこちらも結構勉強になります。
シャーマンの同級生の女の子ベニーのワガママで勝手にタイムトラベルしてしまうところから色々なトラブルに発展していくのですが
その先々でツタンカーメンやレオナルドダヴィンチに会ったり歴史的な戦争に立ちあったり、1時間半の尺で展開が早いのが良かったです。
個人的には、アインシュタインが出てきたのがツボでしたね。
かなり似ていました笑。
どちらかというと大人向けの作品で私は結構好きです。
この時代のドリームワークスの作品、ディズニーに邪魔されてたのか、公開はおろかディスク化もしてないものも多く
殆ど日本では知られてないみたいでそれが残念です。
ちなみに、吹替で観ましたがピーボ博士の声の多田野曜平さん、とても良かったです。