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花のようなエレのeop421のレビュー・感想・評価

花のようなエレ(1971年製作の映画)
2.5
純粋っていったい何なんだ?という話しなのでしょうか。主人公ファブリスが聾唖で知的障害のある美しいエレに出会います。彼女に純粋性を見出すのですが…。
愛する母親にも純粋性を求めているのですが、若い男と出来ているのを知ってしまいます。彼の純粋信仰が崩れてしまうところを、エレの存在が補完するかにみえるのですが、それも叶いません。エレは村の男達に体をまかせていたからです。
そんなところで母親が彼氏から捨てられてしまい、一件落着な感じで話しが終わるのです。それで元の母親に戻った、と思っていたとしたらファブリスは大馬鹿者ですね。エレはどうなるのでしょう?教会で涙を流している姿は何を表現しているのかハッキリよくわかりませんでした。純粋性といっても色々あると思いますが、完全に純粋無垢な人間なんてこの世にいないでしょう。それを求めても失望するだけですし、それを求められた側も迷惑というか困惑するでしょう。
母親大好きはいいのですが、17にもなってじゃれ合う姿は気持ち悪いの一言です…。
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