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ヨコヅナ・マドンナのIPPOのレビュー・感想・評価

ヨコヅナ・マドンナ(2006年製作の映画)
3.1
むむむむな一作。
先日スマッシュヒットだった「彼とわたしの漂流日記」と同監督の過去作なので鑑賞。草なぎ剛、若きキム・ユンソクが出ているという隠れた作品なのだがあまりにマイナー。

内容はかなり混戦。
・マドンナに憧れる女の子になりたい男子高生のアイデンティティの物語
・弱小高校相撲部が全国大会に挑むスポ根物語

という2つの要素がミックスされていて、どちらもそれなりに面白いテーマだし描き方も良いけど、別々の映画として撮った方が良かったんじゃないのかい?…という印象。

彼は性同一性障害なんかなぁ?なんとなく女装趣味なだけな気もしたが。
思春期の性の不一致を題材にしてこの仕上げというのがなんとも凄いなぁと。乱暴なようで緻密に練られていて斬新。

相撲の方もそれはそれで面白く、韓国にもシルムという独特の相撲があることを学べる。たかだか高校生の大会であんな伝統舞踊しなくて良い気も…笑。この映画のお金のかけどころがイマイわからん。

トンマッコルのあの青年。リュ・ドックァンが小デブに体作りしたというのが凄い。
相撲より見事なダンス。ダンスしながら台詞言うシーン、あれ地味に凄いことでは。


うーむ…なんだか消化しにくいぞ。笑

キム・ユンソクのキャラ設定が全然好きになれないのと、草なぎ剛の起用も意味不明なのと(韓国人のイケメン俳優起用の方がずっと良いのでは?笑)、部長的先輩が浮かばれなさ過ぎ、ペク・ユンシクも雑な漫画キャラ…モヤモヤ満載!
せめて90分以内でチャキチャキまとめてくれ!!長い。
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