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東京の女のzhenli13のレビュー・感想・評価

東京の女(1933年製作の映画)
3.3
47分という短さにもかかわらずやや冗長に感じた。江川宇礼雄と田中絹代のカットバックはあまり魅力的な反復に感じられなかった。陰影はひたすら美しい。部屋の中で象徴的な細長いアラジンストーブに載せられたやかんが倒れやしないか、またウレシュウが半分だけ残したリンゴはそのままでいいのか(勿論ラップはないわけだが)が気になった。岡田嘉子の本領とも言える二面性のある役。チャブ屋で窓の格子にコンパクトの反射光で浮かび上がる姿の妖しさ。田中絹代との対比もねぇ。
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