Ryoma

半分の月がのぼる空のRyomaのレビュー・感想・評価

半分の月がのぼる空(2009年製作の映画)
4.2
現在多くの作品に引っ張りだこの池松さん。彼が約12年前に出演したヒューマンドラマ。まだ幼さの残る瑞々しい演技がよかった。
病気によりだれかが亡くなるという要素を含んだ作品ではあって、それはひとつのテーマとしてあるんだけど、大きなテーマとしては、池松さん演じる青年と大泉さん演じる医者が忽那さん演じるひとりの女性と出会い過去の喪失や挫折から再生していき人生の意義を見出していくことなのかなと感じた。日常に意味を少しでも見つけ出せることって、ひょっとしたらそれは人生におけるこの上ない幸せなのかもなとも思った。



あらすじ
ある日、平凡な高校生・裕一は心臓病を患う少女・里香と出会う。長期入院のためうまく人とコミュニケーションがとれない里香に振り回される裕一だったが、2人は互いに惹かれていく。一方、里香が入院する病院の医師・夏目は、医者でありながら里香と同じ病気だった妻を救えなかったことで、立ち直れずにいた。
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