あまのうずめ

スチューデントのあまのうずめのレビュー・感想・評価

スチューデント(1988年製作の映画)
3.0
バランティーヌはスキーに行きリフトで一緒になったネッドことエドゥアールとデートの約束をする。バランティーヌはソルボンヌ大学で古典文学を学び予備校や小学校の補助教員をしながら間近にある教員資格試験に備えていた。ネッドは音楽院ピアノ科卒で作曲家志望だが、ロックバンドでシンセを担当している。待ち合わせたレストランで女友達に声を掛けられるネッドに複雑な思いのバランティーヌだったが.....。


▶︎携帯の無い時代の電話でのもどかしい距離間で互いの夢に向かいながらもぶつかり合う二人の恋愛話。
『狂気の愛』の後に「ラ・ブーム」の製作陣と三度組むのかと、やや商業的意図を感じた。

長い電話線やいつ来るか分からない電話を待ったりと、不便だがそう悪くも無かったなと懐かしんだり、自分本位な言動なのもそれが恋だと応援したりとベタな展開ながら微笑ましい姿を観られた。
ただ余りに浅い内容に途中で飽きてしまった。

WOWOWの『ソフィー・マルソー特集』にて。