しゃおりん

トレインスポッティングのしゃおりんのレビュー・感想・評価

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
3.5
見てきたヤク中系映画の中で一番薬を打った時の気だるさというか虚無感というか異常な高揚感とかを感じられた(というのも変な話だけど)。
生の味気なさを薬で埋める。味気なさを生むのが薬と思って薬を断つ。その苦しみを埋めるために薬を打つ。赤ちゃんがいつの間にか死んでたシーンは刺さるものがあった。ハイになってる時は全然気付かず元気に見えてたけどきっと誰も世話なんかしないで着々と弱っていったんだろうな。
主人公は薬を薬で治すようなあほんだらだったけど結局更生できたし、その軸があったからこそ最後にワルをワルで相殺する感じが良かった。
油ギトギトのフィッシュ&チップスを手で食べたい。