てるる

ザ・コミットメンツのてるるのレビュー・感想・評価

ザ・コミットメンツ(1991年製作の映画)
3.8
「ミッドナイト・エクスプレス」や「ミシシッピー・バーニング」など、重厚で社会派な映画を撮るアラン・パーカー監督。

今作は打って変わってダブリンでバンドを組む若者たちの青春映画。

性格はクソだけど人々を惹き付ける歌声を持つボーカルのデコ、嘘か誠か分からない女たらしのトランペッター。

素人集団の中でもこの2人の才能はず抜けてて、バンドを引っ張っていく中心人物でもあるけど、主にこの2人がバンドをかき乱す存在でもあったりする。

コーラスの女性トリオがどんどん魅力的になっていくし、周りもどんどん演奏が上手くなっていく過程は楽しい。

しかしまさかの3人とも…。
バンド立ち上げたジミーはマネージャーとして自制して手を出さなかった硬派なのに。

しかし一瞬の煌めきというか、結成から成功まで駆け抜ける疾走感溢れるストーリーとバンドの音楽に目が離せなくなってた。

ジミー役を演じたエドワード・ファーロング似のイケメン、ロバート・アーキンズやデコは映画の後に実際にミュージャンとしても活躍してたらしい。

でもビックリしたのがギタリスト役の人が「ONCE ダブリンの街角で」の主役グレン・ハンサードだっとこと。

この映画ではどちらかと言えば脇役だったけど、約20年の時を経て主役をやったり俳優としてもミュージャンとしても成功を掴むという奇跡!👏
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