ジェームズ・ガンのバランス感覚は抜群!
ライトな印象のまま“グレー”を描く能力でこの人の右に出る者はいないんじゃないでしょうか。
同じ作品内の陰惨なシーンでも
笑える所・笑えない所・その間のグレー
と見事に使い分けてる。
そしてこの映画は白でも黒でもないグレーへと着地する。
パッケージからは、まさかこんなに見事な着地を決めると思ってなかったから衝撃。
本当に素晴らしい。もーベタ褒めしちゃう。
でも私の推しはグレーどころかほぼ黒のクレイジーガール、ボルティーちゃん(純粋)。
魔人ブウ以来の(純粋)。
チンピラの下半身を粉砕して大喜びする姿は微笑ましい☺️
作品構造を考えながら観ても面白いし、
瞬間瞬間も楽しい。
そんな懐の深い所も好きな映画でした。