このレビューはネタバレを含みます
正義の名の下に行われる暴力は全て正しいのか?
罪の大小に関わらず、等しく同じだけの暴力で裁いてもよいのか?
その暴力には、私的な怒りや憎しみは少しも含まれていないのか?
答えは全てNOであると私は思います。
人を傷つけた人間は、決して以前の自分に戻ることはできない。自分を唯一理解してくれた人も失い、いくら想っても、もう自分の思い出の中にしかない。
ラストのフランクの表情は、"自分が行った正義は意味があったのだ"と反芻することで、自身の喪失感を必死で埋めているように感じました。
イカれたエレンペイジがめっちゃキュートでした。大好きです。