RYOBEER

スーパー!のRYOBEERのネタバレレビュー・内容・結末

スーパー!(2010年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

正義の名の下に行われる暴力は全て正しいのか?
罪の大小に関わらず、等しく同じだけの暴力で裁いてもよいのか?
その暴力には、私的な怒りや憎しみは少しも含まれていないのか?

答えは全てNOであると私は思います。

人を傷つけた人間は、決して以前の自分に戻ることはできない。自分を唯一理解してくれた人も失い、いくら想っても、もう自分の思い出の中にしかない。

ラストのフランクの表情は、"自分が行った正義は意味があったのだ"と反芻することで、自身の喪失感を必死で埋めているように感じました。

イカれたエレンペイジがめっちゃキュートでした。大好きです。
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