ピッツア橋本

南極料理人のピッツア橋本のレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
4.5
“きたろうのピュア過ぎるラーメンへの情熱にもう一杯!”

各々の会社や仕事の理由で南極に転勤になった中年たちの孤独だけどアットホームな脱力系ドラマコメディ。

ペンギンもアザラシもいない極寒の南極観測基地でさぞサバイバルな生活が展開されるかと思いきや、
海軍自衛隊の料理班から派遣された堺雅人による堅実な献立表のもと、実に庶民的な料理ばかり出て来る事に程よい日常感が演出される。
南極ならではの仕事ぶりは程々には描かれるが、大体は食欲に基づく心の葛藤描写がほぼほぼ。
そこがすごく肩の力が抜けてて良い。

ほかのキャラクター達も沖田監督持ち味の“大人の童心”が滲み出ていて、尖ってるけど優しい人達ばかりですごくほっこりする。

「ごめん、ぼくラーメンが無いと生きていけないんだ。全然寝れないんだ」

と夜中に堺雅人を起こして涙ながらに訴える局長きたろうにキュン死した笑

あと堺雅人の嫁さん役の西田尚美が絶妙。理想の妻no.1。

とにかくキャラクターがイキイキしてる元気が出る映画。
ピッツア橋本

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