ああ、この団地には激しく見覚えがあります。
かつて俺もあそこにいたような気がします。
下手したらまだ、出られてないのかもしれないのですけれど。
冒頭は、なにがいったいそないモラトリアムにしがみつかせるのか、といろいろ思い巡らしながらもなかなかよい着地点を見つけられず、くそう、俺も波瑠に「まだだめ」とか焦らしプレイされてえとか思っ(検閲)
中盤になってようやくいろいろと腑に落ちるわけです。
そりゃ、自己肯定感を完膚なきまでに叩きのめされるにじゅうぶんなバックボーンではあるわけですな。
そこからいろいろな部分がつながる、というか、それまでの悟への印象がごそっと反転するのがとにかく気持ちいい。
マリア奪還をはじめとするこれでもかってほどの王道展開もたまらんのです。
こんな自分が、はたしてこんなにも過酷なこの世界で生きていけるのだろうか。
それは節目節目で必ず誰もが陥る無限地獄だとは思うわけで、かつての万能だった自分や場所になにはなくともしがみつきたくなる気持ちもわかりみしかなかったりするわけで。
けどこの世には変わらないものなんてないから、その万能感もいずれ終わりを告げる。
けど、変わらないものなんてないからこそ、明日の自分はもっと強くなれるかもしれないのですな。
波瑠が波瑠史上最もエロい波瑠。
俺も「まだだめ」とか焦らしプレ←それさっきゆったからな。
倉科カナも倉科カナ史上最もエロい倉科カナ。
ふたりの心情を察するに、なんでしょうな。せつないですな。タイミングでしょうか、あのとき悟に必要だったのは母親だったのかもですし。ああ。