たき

藍に響けのたきのレビュー・感想・評価

藍に響け(2021年製作の映画)
3.0
昭和生まれのおっちゃんとしてはですね、結局努力なしではなんにもつかめないとか、逃げちゃだめだとか、こういうスポ根ドラマあるあるな主張や展開はなんの疑いもなく水とか空気みたいに思ってたもんなのですよね。すなわち生きていくために、必要なもの。

でも昨今では、努力を義務化すると結果しか評価されなくなるからダメだとか、ここにしか居場所がないと思い込んだりするから自ら命を絶ってしまう若者がなくならないんだとか、正直昭和生まれのおっちゃんとしては、がんばらなくてもいいんだ、逃げてもいいんだと、なかばパラダイム・シフトといってもぜんぜん大げさじゃない衝撃を密かに受けてたもんではあるのですが。

ぶっちゃけ、必ずしもがんばらなくたっていいんだとは思います。楽に幸せゲットできる方法があるなら率先してそっちを選べばいいし、実際問題そういう道はある。
逃げたっていいんだと思います。そこでしかままならないことなんて、実は世の中そんなに多くない。逃げたその先に幸せがあるならしっぽ巻いて逃げたっていいし、それは別になにも恥ずかしいことなんかじゃない。

けど、がんばらなかったその結果、逃げ出したその先に、もっとつらいことがあると知ったその瞬間に、後ろを振り返る勇気と執着さえあればよいのですよね。

久保田紗友目当てで観たはずが、環とマリア、あれ、どっちが久保田紗友だっけと混乱した体たらく。←相変わらずどういった了見だ。

あと部長さんと環と美鈴?の顔面似すぎとちゃいますか。部長のしょっぱなのムーブがよくわかんなかったせいもあるんですが、最初めっちゃ混乱しました。3人ともかわいいので許しますが。←なんでそない上からなん。
たき

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