3ヶ月ぶりの投稿です。
むかーしに1度観たけれど、あまり覚えてなかったため2度目の鑑賞となりました。
あの傑作映画
「12人の怒れる男」の日本的パロディ。三谷幸喜が脚本書いてます。
日本に裁判員制度がなかった頃に、もし「日本に陪審員制度があったら…」という事で作られた映画です。
元々舞台なんですね。
ほぼ密室劇です。
冒頭の飲み物を選ぶシーンがあるのだけれどその人の性格が伺えるようにできてる。
ここから伏線が張られているのが分かる。
周りに影響されてちょいちょい飲み物かえる人や仕切りたがる人、メニューにあるか分からないのにとりあえず飲みたい物を言う人、こだわりの強い人などなど、、
大元である「12人の怒れる男」は結構シリアスな内容でコメディチックではないのに対し、こちらは全編緩い雰囲気。
クスっと笑える箇所がところどころある
ので、深夜にふと観るのがちょうど良い具合かもしれない。
被告は女性。元旦那を殺した罪で逮捕されたが本当に殺したのか。
まずは話し合いをしましょうと、無罪から有罪に変えた人物が1人居た事で色々と議論が交わされていく。
思い込みの中で無罪か有罪かを決めちゃいけない。
被告は若くて綺麗だから無罪。
そう思いたい、希望的観測の思い込みって人なら少なからずあるよなーって
色々と議論して有罪か無罪か分かれていくんだけど、その分かれ方も案の定というか…行ったり来たりの人も居たりして
優柔不断て言われる日本人ならではなのかなぁと納得せざるを得なかったり
わかった風のくせ者オヤジがいたりして
ところどころイライラしたりスッキリしないのもまたこの作品の良いところなのかも
その中で、若きトヨエツが良いスパイスとなってくれて収束に向かっていきます。
彼が居なかったら絶対にまとまらなかった!笑
目の保養になるのもトヨエツくらいだし、本当に居てくれて良かった!
面白かったのは、冒頭の方で影響力がなさそうだったり口数の少ない人がキーとなる事を発して後半から積極的に発言したりするところ。
最初は黙って周りの様子伺ってる人の方がディベートうまかったりするんだよね!
最初からベラベラくちゃくちゃ喋ってる人は失速気味になったりするあたりリアルだった。
そういう鋭い観察眼、三谷幸喜だなって思いました。
・ジンジャエール
・ドミソピザ
はポイントです。
2番の人は、本家の〇番とまさに同じじゃないか!
やっぱりそっかぁ、って納得