3人の男たちがゾーンと呼ばれる場所を目指す話。
有名なタルコフスキー監督作品。
長いし辛気臭いし禅問答だし…
でも3人が取っ組み合い始めたところで吹き出しそうになった。
ハゲがハゲの行動を阻止しようとまた別のハゲが参加して見分けがつかない!しかもハゲの1人は泣き出す始末。
わたしたちも、はたから見たらこんなもんなんだろうなぁ〜って思う。
それぞれの立場から、それぞれが信じる正しさに邁進して、未知なるものや理解の及ばないものには脅威や不安、好奇心や嫌悪感を露わにする。
「ゾーン」という概念によって暴かれる人間性。
なんのこっちゃない、単なる言い伝えに本気になって危険を冒してまで近づこうとするくせに、いざ近づいたら。。。というのが面白かった。
廃墟好きにはおすすめな作品なのでは。
映像は本当にフェチの域。
有名なラストシーンは、このストーリーだからこそ意味があるんだろうと思った。