しゃにむ

セーラー服と機関銃のしゃにむのレビュー・感想・評価

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)
3.3
「2代目はピチピチJKに決定」(ビトの遺言)

<セーラー服とアカンチュー>
必ず最後に愛は勝つ〜ってKANか…こっちはか、い、か、ん…KAN違いでしたね(氷点下)

・あらすじ↓
目高組は親分と4人の子分しかいない弱小ヤクザだった。親分が亡くなり、遺言通り血縁者が後継者になることになるが、その血縁者がちょうど事故死…というわけで血縁者の娘で普通の女子高生の星泉が目高組4代目を引き継ぐことに。最初は乗る気では無かった泉だったが次第に任侠の世界に惹かれ…

・要約
今風に言えばアイドル映画ですかね。薬師丸ひろ子に萌える映画です。普通の女子高生がヤクザの親分になっても誰もツッコまない時点でコミカル過ぎたかな。任侠映画にしてはシリアスさが絶望的に欠けているかな。個人的には、萌えて、退屈で、変に笑えて、それでいて懐かしい気分に浸れる、統一性のない不思議な感じでした。童顔好きな自分がキュンとするには十分でしたね。個人的には工藤ちゃんがいる探偵物語には負けますが。

・萌えよ(必)見
超有名な例のセリフや若き薬師丸ひろ子のいずれかに興味ない方にはラ・フランス(洋なし)な映画だと思います。当方は探偵物語で萌えたので引き継ぎ鑑賞に至りました。個人的に萌えたシーンを挙げます(健全ですから)

ヘソ出しブリッヂ
初登場のシーンで何故かブリッヂ。お転婆ではつらつとしています。カメラが離れてヘソ出しに気づき変にドキッとしました。

「ヤクザなのにめそめそする子は嫌いよ」
子分を励ます台詞です。こんな台詞を吐く親分はいません。どこまでもお伴します!

「組長!俺の背中に雨が降ってます!」
「大丈夫!今は晴れやかな気分だから!」
諸事情で落ち込み気味の泉は子分と深夜に暴走族とツーリングします。子分の後ろに2人乗りです。雨は涙。はぁぁ〜地味に好きなやりとりでした。言ってみたいな〜

「必ず仇は討つ!」
子分が敵対する組に殺られます。普通の女の子なんだから少なからず動揺するかなと思ったら木刀一振りで敵討ちに行きますが…

JKしゃぶしゃぶ
セーラー服と聞かん坊ですよ。あっさり捕まってクレーン車に吊り下げられて液状のコンクリートに天ぷらの衣を要領でつけたりあげたり…ギャグ?…け、けしからん!(いいぞ〜もっとやれ〜) 渡瀬恒彦の対応が男前。

「か、い、か、ん」
今作の代名詞的な例の台詞です。まだかまだかと待っていたらラストあたりに来た。いささか鬱憤が溜まっていたので、一気に晴らせるかと思ったら意外にあっさりでした。イキそこねましたね。ふ、か、い、か、ん。

「生まれて初めてのキスをおじんにあげてしまいました。私、愚かな女になりそうです」
童顔でドキッとする大人びた台詞を吐くのがなんともいじらしく甘酸っぱい。夏を彷彿させるから思春期を思い出しました。

・終わりに
ひとまず薬師丸ひろ子に萌えれば華麗にノルマ達成のシンプルな作品だと思います。他の俳優陣では三國連太郎さんが変態役で驚き塚本明さんが若くてもっとびっくり。個人的には探偵物語の方がオススメ。さて新作では環奈が魅せてくれるかな…ぬへへ…これは紳士のたしなみなので誤解せぬように(゚∀゚)
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