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シルビアのいる街でのsmithmouseのレビュー・感想・評価

シルビアのいる街で(2007年製作の映画)
4.0
こんなん犯罪やん。
イケメンやからこそ許されているのか?
イケメン&リア充は爆発したら良いのに(´Д` )

飲みものをやたらとこぼすイケメンがある女性の面影を探し古都ストラスブールにてカフェで見かけた美女を爽やかにストーキングする。

ストーカーと女の子の間に普通に通行人が入ってくる、そもそも2人とも映らない、日の光の明暗が見せる微妙な光景の違いなどが町と其処で生活する人達をシッカリと感じさせる。作風が露骨にホラーやコメディの色を持っていないのがかえって街並みへ入り込んでしまった感じを受ける。
また、ヨーロッパの石畳に響くヒロインの足音(心境の変化で歩きかたが違う)と足音のしないストーカーが何気ない光景の連続の中にドラマを感じさせてくれた。

正否や嗜好は別にして結果を出さなければならない大作ハリウッド映画は投資で、泣かせでやろうな大作邦画は唯の広告だ。しかし、これは何だろう?受け手に対して想像の余地を残しまくる書きかけの小説みたいな映画だった。
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