AQUA

オズの魔法使のAQUAのレビュー・感想・評価

オズの魔法使(1939年製作の映画)
3.7
主演のドロシー役を演じたジュディ・ガーランドの半生を描いた「ジュディ」を観ていたからか昔のファンタジー作品なのに妙にドロシーが大人社会に慣れていて賢くてそれでいて可哀想に見えてしまった。
 
「オズの魔法使い」自体は小学生の時にハマってシリーズを全部読んだ経験があるけれども、今作は単なる不思議な冒険ファンタジーだけで終わらせる訳ではなくドロシーの妄想という現実的な解釈を残しつつ描かれていることに驚きました、カンザスでの現実の人々とオズの統治するエメラルドシティの世界で出会うかかし、ブリキ、ライオンを演じる人々もリンクしていてしっかりとした伏線がありますね。
 
何よりも劇中の歌がやっぱりいい、鑑賞後皿を洗いながらふいに口ずさむ力がありますね。

映画.com参照
アメリカの児童文学作家ライマン・フランク・ボームの名作小説「オズの魔法使い」を実写映画化し、魔法の国オズに迷い込んだ少女の冒険をミュージカル仕立てで描いた名作ファンタジー。カンザスの農場でおじ夫婦と一緒に暮らす少女ドロシーと愛犬トトは、巨大な竜巻に巻き込まれ、魔法の国オズにたどり着く。エメラルド・シティに住むオズの魔法使いに頼めばカンザスに戻してくれると聞いたドロシーは、道中で出会った知恵のない案山子、心を持たないブリキ男、臆病なライオンとともに魔法使いのもとを目指すが……。主人公ドロシー役にはジュディ・ガーランドが抜てきされ、彼女が歌う劇中歌「虹の彼方に」も大ヒットを記録。1940年・第12回アカデミー賞で作曲賞と歌曲賞、さらにガーランドが特別賞を受賞した。監督は後に「風と共に去りぬ」を手がけるビクター・フレミング。

1939年製作/101分/アメリカ
原題:The Wizard of Oz
配給:MGM
AQUA

AQUA