ふぇりな

オズの魔法使のふぇりなのレビュー・感想・評価

オズの魔法使(1939年製作の映画)
3.7
言わずと知れた名作。以前、ジュディ・ガーランドの伝記映画を観たことがあったのですが、こちらは初見でした。とはいえ、あまりにも有名な作品なので、思ったよりも知っている内容だったのですが…夢のような世界観、いとおしくなるキャラクター、そして素晴らしい楽曲の数々に、楽しませていただきました。

主人公ドロシーちゃんが、いい意味で特別なところがない女の子なのがよかったですね。繊細で優しくて、か弱い、可憐な子。伝記映画の影響で、どうしても当時のジュディの状況とかを思い浮かべてしまうのですが、かなり本人と似通っていた部分もあったのかな、と思いました。自分の力ではままならない人生で苦しくもなりますが…本当に素敵な演技だったので、彼女の純真さが素直に評価されることもあっただろうな、と思いたいです。(余談ですが、けしの花とか雪とか、暗喩か!?なんて思ってしまいました)

内容については、普通に面白いという感じだったのですが…思っていたよりも目的のオズの魔法使いがしょぼいといいますか(笑)、がっかり感がありました。まあ、人生そんなものかもしれませんね。笑

唯一無二の輝きを残した映画でした。これからも音楽聞きまくります…!
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