あ

オズの魔法使のあのレビュー・感想・評価

オズの魔法使(1939年製作の映画)
4.3
小さいときからすごくすきでビデオが擦り切れるほど観た映画

でもスクリーンで掛かる機会はことごとく逃しまくってきたので 今回が劇場では初観賞!しかも1100円!安すぎて申し訳ない。。ありがとうございます

モノクロのシーンはリマスターなのかな?いままで観てきたものよりすごく綺麗な印象
カラーになる瞬間も劇場で観るとほんとに美しかった、、

ジュディ・ガーランドが薬漬けにされて マンチキンたちに毎晩襲われていたという恐ろしい情報を入れた上で観ると
彼女がハイになって踊っているように見えるし 表情やダンスのひとつひとつがとても辛かった

劇場で観ると竜巻のシーンの音が凄まじくて 轟音からの家が着地したときにふっと音がなくなる瞬間がたまらなかった
いよいよここから物語が動き出す!という時を耳で感じとることができる
あれは家では体験できない やっぱり映画館はいいな

ティム・バートンの美術はすごくこれを参考にしているんじゃないかな
スクリーンで観ると衣装や美術の細部がはっきりと見えてかなり作り込まれていることがわかる
『夢のチョコレート工場』(バートンの前の方)もこれをかなり参考にしている気がする

ブリキ、かかし、ライオンはそれぞれマイノリティのキャラクターを表していると大人になって観返して初めて気がついた
とくにかかしは どちらに進むべきか迷うドロシーに明確な答えを出さず両方を示してみせたり ライオン=強くあるべきという概念を捨てた描き方だったり
直接的には表現しなくても 見る人が見ればわかるようになっているのだと思う

ライオンが嘆いているときに トトがライオンの手をポンポンと叩いてあげていたり そういう優しさがちゃんと表現されていて愛があるなぁと思った
推しはかかしだったんだけど 今回観なおしてトトになったな トトスクリーンで観たらめちゃくちゃかわいかった、、演技うますぎる

調べてみたらこのことは有名な話みたいで(ごめんなさい今回初めて知ったけれど)
人によって様々な解釈があるようで 文献とか色々探して読んでみたい

あと逃しまくっていた『ジュディ』が塚口でやるみたいだから絶対行く!!!

終わったあと秒で靴下屋に行って水色の靴下を買った
あ