【56年に既に垣間見えるキューブリックの秀作サスペンス】
競馬場の現金を襲撃する王道サスペンス。
あのキューブリックが初期に作った王道サスペンス。
有名な「2001年宇宙の旅」や「時計仕掛けのオレンジ」みたいな難しい話ではなく、かなり王道です。
なんだけども、1956年にこの作品を作ってたのはやはり素晴らしい。当時では先鋭的な群像劇、同じ時間軸で違うシーンを見せるタイムライン、そしてラストはキューブリックお得意のシンメトリー!
なんとなく雰囲気が「スティング」っぽいんだけど、スティングが74年なのでもう18年も前に作ってたんだねー、すごい。。
役者はシェリー役の方が上手です、群像劇なので皆さんキャラが立ってますね。
演出は「スナッチ」のような几帳面な時間軸はガイリッチーも感じさせる。また、途中、チクチクという時計?の音響効果もよかったです。
エンディングはコメント欄ネタバレにて。