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女吸血鬼のmitakosamaのレビュー・感想・評価

女吸血鬼(1959年製作の映画)
2.9
これはヘンテコな作品だったなぁ。“地獄”の中川信夫がこんなのも撮ってたのか…。

まず、女と吸血鬼は確かに出てくるが“女吸血鬼”は映画に登場しない!
嘘ぅん!?カーミラ的なキャラは出ないのん??

婚約者の結婚パーティに向かう男、乗車するタクシーが女性を轢くがそこには誰も居ない…というオープニング。ココまでは良い出来で期待値が上がる。
パーティ会場に現れた20年前に失踪した娘の母親。20年前と変わらぬ姿。
興味津々な婚約者の男は新聞記者。母にソックリな絵画を見つける。

画家は、天草四郎の血筋の生き血を吸って生きる吸血鬼だった…と。
えぇ?なんで天草四郎限定なの??????

しかも吸血鬼は月を見ると凶暴化するんだ。狼男と被ってる…アラレちゃんにそんなネタがあったなぁ。

必要に母を狙い、攫う吸血鬼。救出に向かった娘も危機に!
島原にある吸血鬼の棲家に潜む小人症のオッサン、ちょっと大柄な剃髪のオッサン、お婆さん。ちょっと不気味だが別にバケモノって訳じゃないと思うのだが…

後に地獄や四谷怪談でも中川信夫と組む天知茂の吸血鬼っぷりが見物。
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