blacknessfall

ドランク・モンキー/酔拳のblacknessfallのレビュー・感想・評価

ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)
3.5
吹替えで再鑑賞。もう何回目か分からないぐらい観てるな。ジャッキーは吹替えがいいよな。
しかし、何回も観てるから全て知ってるとか人より深い考察ができるかというとそんなことはない。
ジャッキーの映画は気軽に真剣に向き合わなくても楽しめるもんで、すごーくカジュアルと言えば聞こえはいいけど、要はまったり流し観てるんだよ。特にこの頃は話もシンプルだしアクションやギャグのてんこ盛りなんでボケッと楽しむにはちょうどいい湯加減なんで笑

ちゃんと観てないが故の発見というのがあってオープニングに日本語のテーマソングらしきものが流れて驚いた。しっかり観てる方からすれば何を今さらなことなんだろうけど、初めて気づいたね。後に出てくる修行シーンをまんま持ってきて曲をながしてるから日本向けに入れたのかな?

ジャッキーがナンパした女の子の母親にナンパを咎められて、そのおばさんとバトルになるんだけど、このカンフーシーンのクオリティが超ハイ・クオリティだった。
おばさんがとにかく体がキレキレでバネもあってジャッキー以上に華があるんだよ。
昔のカンフー映画は脇役の人までしっかり体が動くわけだけど、こんな初老の女性でこんなに動ける人がいるって他ではない気がした。この頃のカンフー映画の厚みを感じた。

この映画のジャッキーの最大の敵、蹴り技の達人"鉄心"なんだけど確かに多彩な蹴りを持っていて、本人もそれを自負していて「拳は3割 蹴りは7割」の俺様が最強!的なこと言うんだけど、ジャッキーのとの戦いが長引いてくると明らかに拳の割合が増えてるんだよ、もう五分五分、何なら拳6で蹴り4ぐらいだったよ😂
blacknessfall

blacknessfall