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バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲のぉゅのレビュー・感想・評価

3.3
2021年 鑑賞 21-349-27
DCコミックスの「バットマン」を原作とした、前作「バットマン フォーエヴァー」のジョエル・シュマッカー監督(バットマン役はジョージ・クルーニーさんに変わっている)の、バットマンとロビンがゴッサム・シティを氷漬けにしようと企むMr.フリーズ、ポイズン・アイビー、ベインに立ち向かう作品。

ブルース・ウェインことバットマン(ジョージ・クルーニーさん)&ディック・グレイソンことロビン(クリス・オドネルさん)の前に現れたMr.フリーズ(アーノルド・シュワルツェネッガーさん)。不治の病の妻を冷凍保存する際、事故で氷点下でしか生きられなくなった彼は、冷凍スーツの原動力となるダイヤモンドを強奪する。そのころ南米ではウッドルー教授(ジョン・グローヴァーさん)の実験により、改造戦士ベイン(ジープ・スウェンソンさん)が誕生。ウッドルーはこの筋肉増強剤を闇で売りさばこうとしていた...

ー 影のあるバットマンの世界観が... ー
冒頭の対決シーン、スカイダイブシーンとは面白い。が、どこかポップさを感じる。全面氷で、バットマンやロビンは滑ったり、アイスホッケーを思わせるシーン、ロビンが凍り、(都合良くある)水場 に付けて、温めて復活するところとか...

ヴィランそれぞれにテーマカラー。Mr.フリーズはダーク系の水色。ポイズン・アイビー&ベインは、蛍光系の黄緑(アイビーの初登場時は紫)。作品のテーマは家族?蛍光色の多様で目が痛い... 揺らめく炎さえ蛍光の黄緑色に見える...

捕らえられたMr.フリーズとポイズン・アイビーの邪悪な対面、バットマン&ロビンはMr.フリーズの妻と遭遇し... アイビーの罠... ってことは、アイビーが最強?

天文台の巨大望遠鏡が... 星じゃなく地獄を見ることになるとは... しかも氷の!

ブルースの罠とブルースの執事アルフレッド(マイケル・ガフさん)の姪バーバラ・ウィルソン(アリシア・シルヴァーストーンさん)のために用意した、“バットガール” というガールヒーロー。3人は逆襲の反撃に向かい...

なんか今までのスローペースから、最後の急展開から一気にスピード上げる感じと、凄いことになるけど、追いつける頭脳を持ち合わせていない為か、ハラハラもなかった。もう少しヴィランたちのバックボーンを丁寧に描いて欲しかった... 最後の最後は、ハッピーエンドなんかーい!帰ってきてくれて良かったけど。

バットマン < Mr.フリーズ < ポイズン・アイビー(やっぱり女性を武器にづる奴が最強なんかーい)という構図で、闇深いゴッサム・シティやバットマンの世界観を、氷と蛍光色でぶっ壊し、ファミリー層向けにリファインした風の、“DCの看板が汚されたぁ” と、感じる作品。かつ、後年のDCの迷走にも通ずる...
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