大それた演出とかでなく、第三者的に淡々とうつされる人物たちから滲み出てくる感情、
自分もその場にいるんじゃないかと思うくらい、ワンシーンがなっがい。
早く答えが知りたいのに、なかなか伝わらなくて、気まずくて、気の利いた台詞も思いつかなくて。
みんなそれぞれの台詞や感情表現がほんとに等身大で、空気感が限りなくリアル。
でもそれがいい。
役者さんの演技も、みんなすごいよかった。
「絶対とか、言うなよ」
家族にも幸せにも、絶対はない、分かってはいるけど、
でも、世間が定める一般的な標準に乗っかって生きることの方が、
人と違う生き方をする覚悟より、よっぽど楽だったりする。
24歳にもなれば、ちらほら結婚・出産が話題にのぼるし、
彼氏ができれば「よかったねー」
女友達とばかりつるんでいれば「寂しいねー」
そんなもんで、私の幸せを推し量られてたまるか！！とは思いながらも、
それ以外のもので、確固たる生きがいを主張できないのも事実。
子供がいれば何か違うかもしれない。と言う発想に対して
何というか未熟だし、甘えんな！と思う気持ちと、
いや、わかる。という気持ち。
三人同様、私も揺れている。考える。
まあ結論は急がなくていい、とりあえずは。
この映画の「続く」みたいな終わり方が好きだったから。
2017_2
