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ダンボの655321のレビュー・感想・評価

ダンボ(1941年製作の映画)
3.6
もっとね、
大きな耳の事でイジメられてたダンボが
コンプレックスを長所に変える話
だと思ってた。

まあ大筋はその通りなんですけど。

でもそれ以上に
『ダンボ』は“周囲”の話なんですね。

ダンボは周囲に傷付けられてきた。
でも耳を澄ませば
勇気付けてくれる優しい言葉もある。
それに気付けるかどうかって大きい。

ダンボは限りなく受け身。
その大きな耳はノイズも拾ってしまう。
耳も心も塞いでしまうダンボを
お母さんは守ろうとしてくれる。
ダンボが流す涙を掬って
ネズミのティモシーは身体を洗ってくれる。

私も誰かにとってのティモシーになりたいし、
ダンボのように声を聞き漏らさないようにしたい。
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