拓風

僕の彼女はサイボーグの拓風のネタバレレビュー・内容・結末

僕の彼女はサイボーグ(2008年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

内容はタイトルの通り、彼女がサイボーグだっていう話。主人公を守るためにやってきたという何故かターミネーター風、かつあくまで主人公個人の所有物。

話の内容はほぼ初めの辺りで大体想像がついた。
タイムトラベルやタイムスリップなどの話では考え付きやすい話かも。

他にもいくつか気になる点が。

まず、あちこちがブツ切り風。場面場面を見せて行くだけ。
そして、一昔前のラブストーリーの様な展開も多数。個人的にはついていけない。

また、主人公の思い出の故郷が古すぎる。
これでは田舎の島に住んでいた30代の僕よりもまだまだ古い設定ではないか。

監督は韓国の方と知り、納得できてしまった。
気になる点全てが、僕がいつも敬遠する韓国映画(特に恋愛系)に共通するものばかり。

以上の色々気になる点がありすぎて感情移入もできず。

ただ、綾瀬はるかはハマリ役。
彼女の魅力は充分に伝わった。

最後に、ストーリーの話。
この手の「未来から来た」と言うタイムトラベルの話にありがちな展開の上に、見せ方も良くなかった。
ラストで種明かしをしすぎと言うか、語りすぎと言うか・・・
そして何より、ラストの君。
そこは出てこなくていい。
彼の想いで未来に繋がる形の方が良かったのではないか。
一体誰の想いで「彼女=サイボーグ」は彼の前に現れたのか。
また、サイボーグは彼に愛情を記したのではなく、設定どおりのことをしただけに過ぎないんじゃないかな、と。


何にせよ、

「卵が先か、鶏が先か。」

というパラドックス話でした。
拓風

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